新たに雇用され、その際に雇用する側とされる側で決めたことを記す契約書があるのはご存知ですか?若い方は、知らなくて当然かもしれませんが、とても大切なもので「自分を守る」と言う意味でも保管はしておくことをおすすめします。
良くあることは「これだ」
先日、朝からホームページの改修をやるぞ!と決めて、ひたすら作業しているそんな中…
「今、お電話大丈夫ですか?」と1通のメール。
連絡が来た相手は、知り合いの若いパートさん。(以下、相談者)
これからは、正社員として雇用関係を結ぶことになったそうですが「契約内容の話が書面と違うんですけどどうしたらいいでしょうか?」との相談でした。
なぜ、私に連絡が来たか・・・というと私が総務・労務・人事関係のお仕事をしているのを知っているから。しかし私には、どんな契約のお話しをしたのか、そして何がどう違うのかも分かりません。
とても困っているようだったので、どこが違うのかを聞いてみました。
雇用主との話に相違がある
そういう場合は、契約書にハンコを押す前にもう一度確認しましょう!
従業員の認識
「じゃあ、あなたの認識はどういう風になってるの?」
混乱してるようで、とても困っていたのか思考停止だった相談者。実際、相談者の話ししか聞いてない訳で、私は雇用主でも専門家でもありません。
私がそのパートさんにしてあげられることは、 話の内容を聞いてメモ→そのメモを読み上げて『こういうことかな?』と頭の中を整理してあげることだけです。
雇用主の認識
認識の違い→雇用主と従業員で再確認は必要です。タイミングもあるとは思いますが、勇気をもって時間を作ってもらいましょう。また、※雇用主だけの判断で契約内容は変えられないので、雇用証明書(雇入通知書)は保管しておくことをお勧めします。※昔、士業の先生に教わりました。
相談者への返答
頭で整理が出来た。確認のために(文字で残す意味も含めて)あなたの認識はこうでした。
再度自分でちゃんと確認して、雇用主に問い合わせをしたほうがいいよと背中をそっと押しました。
あとは、もう一度就業規則は確認すること!
個人的に困ったときの相談はいまだに私に来る・・・
頼りにしてくれるのは悪いことではないけど、私が言えるのは一般的なことだけ。
確かに、労務関係だったり経理関係はやっていないとわからないことも多いと思うけど
ある程度自分で知っておくことも必要
だと思います。
雇用主との関係
再確認をするのを躊躇する人は多いようです。確かに気まずいですよね。ただ、気まずい雰囲気を作る雇用主は、個人的には素敵な雇用主だとは思いません。
しかし、再確認をして仕事を続けていく上で雇用主との関係性が悪くなることはない!とは言いきれません。そのような会社でこの先働く自分を想像してみてください。長く務めることは難しいと思いませんか?
嫌な気持ちをたくさん抑え、我慢しながら過ごすよりもクリアな気持ちでやりがいを感じながら頑張れるように、そして何よりも仕事を楽しめると良いですね。
また雇用する側の説明の仕方と、受け取る側での認識の違いも無きにしも非ずです。聞いてなかった!!と後で後悔するよりもいい思います。
説明の仕方が悪かった、ごめんなさいと言って分かりやすく説明してくれる優しい雇用主もいます。
まとめ
大切なこと・疑問や納得できないことは、きちんと確認をする!
・相違があれば、必ず担当者に確認すること
・就業規則は必ず確認すること
働く意思があって、面談をするわけだから、気になることはなんでも聞いてしまおう!
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